誰もがクリエイターになれる仮想通貨トロン(TRON/TRX)とは?


ブロックチェーンを使ったデジタルコンテンツのプラットフォーム

トロン(TRON/TRX)は動画やゲームなどのデジタルコンテンツをより広めるために開発されている仮想通貨です。

2017年に公開された新しい仮想通貨ですが、時価総額は11位(2018年11月時点)と人気をあつめています。

 

人気の秘訣としては開発チームの評判、大手企業との提携、そしてなにより「デジタルコンテンツの普及」という目的にあるのかもしれません。

今回はトロンがどのような仮想通貨なのか、特徴を解説していきます。

 

「トロンってなにができるの?」

「トロンの将来性ってどうなの?」

「大手企業が提携してるみたいだけど、期待できる?」

 

こんにちは、仮想通貨について猛勉強中のカナです。
仮想通貨の将来性を知るには、まずは特徴から!
この記事を読んでトロンの将来性を考えてみてくださいね!

 

目次

仮想通貨トロンとは?

基本情報

仮想通貨名

TRON(トロン)

通貨単位

TRX

公開日

2017年8月

開発主体

Tron Foundation(トロン財団)

現在の発行枚数

(2018年9月時点)

約650億枚

発行上限

990億枚

(元々は1,000億枚でしたが2018年6月に10億枚が消滅しました。)

時価総額

(2018年9月時点)

約1,500億円

時価総額ランキング

(2018年9月時点)

13位

価格

(2018年9月時点)

1TRX=約2.29円


仮想通貨トロンはICOで大人気だった!

トロンは海外取引所バイナンスで2回のICOがおこなわれています。

1回目のICOでは5億TRXが30秒で完売し、2回目のICOでは3億TRXが10秒で完売したことでたいへん話題となりました。

これだけの人気がでた理由としては、当時は仮想通貨全体が大きく盛り上がっていたこと、ジハン・ウー氏が開発に関わっていることが考えられます。

 

関連記事:仮想通貨のICOとは?難しい用語をなるべく省いて説明してみた

関連記事:仮想通貨のICOとは?メリットや詐欺に合わないための注意点を解説!

 

仮想通貨界に影響を与える人物”ジハン・ウー氏”とは?

ジハン・ウー氏は、マイニング用の機材などを販売する中国の大手企業「BITMAIN」の共同設立者です。

BITMAINには、マイニング事業をおこなう「Antpool」「BTC.com」という2つの子会社がありますが、ジハン・ウー氏はAntpoolの社長でもあります。

Twitterでの発言にも注目があつまっていて、仮想通貨トロンの開発においてはアドバイザーとして関わっています。


信頼性の高い開発チーム

仮想通貨トロンの開発をしているトロン財団は、シンガポールの企業規制当局の承認をうけた非営利団体です。

非営利団体なので利益の追求を目的にしておらず、財団メンバーは利益の分配には関与しないことになっています。

また、トロン財団のCEOであるジャスティン・サン氏は、人気仮想通貨リップルの開発に関わっていた人物です。

現在は、1,000万人以上の利用者がいる中国の音楽ストリーミングサービス「PEIWO」のCEOでもあります。


開発団体が国から認められているのは安心感がありますね!

そうですね。
大手ストリーミングサービスのCEOが開発の代表を務めているというのも、トロンの人気の理由かもしれません!


プラットフォーム「TRON(トロン)」とは?

プラットフォーム「TRON(トロン)」とは、音楽や動画などのデジタルコンテンツを投稿・閲覧できるサービスです。

仮想通貨トロン(TRX)をつかってコンテンツの売買をしたり、応援したいクリエイターに寄付することができます。

プラットフォームとは、土台となるシステムのことです。
ここではYoutubeやニコニコ動画などの投稿サイトとおもってください。
もしくは、アップルストアやNetflixなどアプリや動画の販売をするサービスでもいいですよ。

そのトロンはほかの投稿サイトやサービスとどう違うんですか?

違いは大きくわけて2つあります。


既存のプラットフォームとトロンの2つの違い

既存のプラットフォームとトロンの違いを、2つ詳しく説明していきます。

違い➀ トロンでは誰でも無料でコンテンツを提供できる

アップルストアで自作アプリを販売する場合は、プラットフォームの利用料を払わなければいけませんし、利用するための審査もあります。

Netflixではユーザーがコンテンツを提供することはできません。

それに対して、トロンでは誰でも自由に音楽やゲーム、映像作品などを提供することができます。

 

違い② 提供者への報酬が広告収入ではなく視聴者からもらう

Youtubeにコンテンツを提供した場合は、広告収入が報酬になります。

それに対して、トロンでは視聴者がコンテンツを購入するために支払ったTRXが報酬です。


トロンでは、運営者やスポンサーなどがあいだに入ることがなく、提供者とユーザーが直接つながる感じですね。


悪質ダウンロードとデータのロスト

 


プラットフォーム「TRON(トロン)」のメリット・デメリット

TRONの6つのメリット

  1. メリット① 不正ダウンロードがむずかしい
  2. メリット② コンテンツデータが消えることはほぼない
  3. メリット③ 運営者に報酬を中間搾取されることがない
  4. メリット④ コンテンツの質があがるかもしれない
  5. メリット⑤ 世界中の人とコンテンツの売買ができる
  6. メリット⑥ クリエイターはいろんな方法で利益を得ることができる

 

TRONのデメリット

  1. 違法アップロードやウィルス感染のトラブル

 


メリット① 不正ダウンロードがむずかしい

TRONではブロックチェーンにデータを保存することになるので、不正ダウンロードはむずかしいといわれています。


メリット② コンテンツデータが消えることはほぼない

デジタルコンテンツを企業が管理する場合、倒産やクラッキング、システムのバグなどでコンテンツデータが消失・破損する可能性があります。

TRONではブロックチェーンをつかって世界中のコンピュータにデータを保存するので、完全にデータが消えることは考えにくいです。


メリット③ 運営者に中間搾取されることがない

TRONではプラットフォームの利用料や手数料は一切かかりません。

コンテンツの視聴者や購入者からコンテンツ提供者にそのまま報酬が支払われるので、クリエイターが受け取る報酬は今より高くなると予想されます。


メリット④ コンテンツの質があがるかもしれない

Youtubeなどの現在の投稿サイトでは広告収入がおもな収入源です。

投稿者は作品がクリックされて広告が流れたり、その広告から商品が購入されることで収入が入ります。

つまり、「おもしろい作品」よりも「(クリックしたくなるような)おもしろそうな作品」「広告する商品が売れやすい作品」の方が儲かる仕組みです。

そのため、タイトルやサムネイルだけ凝っていて中身が薄い作品などが多くなります。

トロンでは実際に作品を見て「いいね!」とおもわれた作品だけが儲かる仕組みになるので、質が上がっていくといわれているのです。


メリット⑤ 世界中の人とコンテンツの売買ができる

報酬はすべて仮想通貨TRXで支払われるので、世界中どこにいても送金できますし、法定通貨が違う国の人とも売買ができます。


メリット⑥ クリエイターはいろんな方法で利益を得ることができる

■コンテンツを有料で販売する

コンテンツをTRXで買い取ってもらうことができます。

 

■コンテンツの利用料をもらう

月額〇〇TRXや1回〇〇TRXとしてコンテンツのレンタルができます。

 

■視聴者が気に入った投稿者にお金を送る投げ銭

コンテンツが良かったり、投稿者を応援したいと思ったら自由にTRXをあげることができます。

 

■独自のトークンを作って販売する

トロンでは、だれでも独自の仮想通貨が作れるようになる予定です。

クリエイターが独自のトークンを販売して、あつめた資金で新たなゲームや音楽、映像などを作ることができます。

クリエイターの人気がでればトークンの価値も上がり、購入者にもメリットがある仕組みです。


デメリット 違法アップロードやウィルス感染のトラブル

Youtubeやアップルストアでは、公開するコンテンツや投稿者を運営者がチェックしています。

それに対してTRONでは規制や監視がなくだれでもコンテンツを提供することができます。

そのため、犯罪やプライバシーを侵害するような動画や写真などが公開される可能性もあります。

また、ウィルスが広まることがないともいいきれません。

メリットがいっぱいありますね!

はい!
デメリットをどう解決するかが今後の課題になりそうですね。


仮想通貨トロンの詐欺コイン疑惑

じつはトロンのことを「詐欺コインではないか?」と疑う人もいるようです。

えー!
一体なにがあったんですか?


トロンが詐欺コインと疑われた3つの理由

  1.  開発が進んでいない?
  2.  ホワイトペーパーの盗作?
  3.  ジャスティン氏が自分の持っている60億TRXを売却した?

理由➀ 開発が進んでいない?

2017年12月29日にトロンのソースコードが公表されました。

ソースコードとは、設計図のようなものでトロンがどうやって作られているのかがわかります。

ソースコードを確認したところ、まだ機能性がなにもなく「開発が進んでいないのではないか?」との意見がありました。

ただ、この時点で機能性がないのはそこまで珍しいことではなく、トロンの創業者であるジャスティン・サン氏は「TRXを購入したら5年は保有してほしい」と開発に時間がかかることを示しています。

ビルのイラスト


理由② ホワイトペーパーの盗作?

ホワイトペーパーとは仮想通貨の目的や構想、メリットなどが書いてありどんな仮想通貨なのかを知ってもらうための報告書のことです。

2018年1月8日に、トロンのホワイトペーパーがFilecoinのホワイトペーパーと酷似していると指摘がありました。

これに対してジャスティン氏は「オリジナルである中国語版から英語版に翻訳する過程でミスがあった」と発言し盗作は認めていません。

Filecoinファイルコイン・・・仮想通貨の一種。

ほとんど同じ絵のイラスト


理由③ ジャスティン氏が自分の持っている60億TRXを売却した?

ジャスティン氏がTRXをETH(イーサリアム)に換えて、その後、現金に換えているという記事がアメリカのウェブサイト「Redditレディット」に投稿されました。

これに対してジャスティン氏は「自分もTRON財団もTRXは売却していない」と否定しています。

開発者がその仮想通貨を持っている限りは、「まだ開発を続けるつもりである」と判断できる材料になるので、売却したという情報は詐欺コイン疑惑を深めることになりました。

仮想通貨が現金に変わるイメージ


なるほど。
まぁ決定的な証拠がないのでなんともいえませんよね。

そうですね。
今の時点では詐欺コインかどうか、判断できないかもしれません。


仮想通貨トロンが提携する有力企業・サービス

ビルのイラスト


トロンはすでにいくつかの企業と連携して開発を進めています。
提携しているおもな企業とサービスがこちらです。


BITMAIN

ジハン・ウー氏の紹介でも登場しました、世界最大のマイニング関連企業のBITMAINです。

このBITMAINにマーケティングや技術面でのサポートが受けられるのは心強いといえます。


Peiwo

Peiwoは、TRONの創業者であるジャスティン氏が立ち上げた音楽ストリーミングアプリです。

このアプリ内でTRXが使えるようになると発表がありました。

中国で人気があり、すでに1,000万人以上の利用者がいるので、TRXの普及に活躍が期待されます。


Obike

Obikeは、自転車のシェアリングサービスです。

韓国、オーストラリア、ドイツ、オーストリア、オランダ、ベルギー、イタリア、イギリス、スイスなど世界20ヶ国で利用できます。

こちらも会員がすでに1,000万人以上おり、将来的にはTRXを使って利用できるようです。


Baofeng.com

Baofeng.comは、映像のストリーミングサービスを行っている中国の企業です。

中国版のNetflixともよばれており、アクティブユーザーは2億人以上にも及びます。


へぇ~!
協力者が多ければ仮想通貨の開発や普及にも期待できそうですね!

はい。
投資する仮想通貨を選ぶときは、提携企業がどれくらいいるかも大事なポイントです!


トロンの開発は10年かかる!?

PCとテクノロジー


仮想通貨には、ロードマップという今後の計画があります。
ロードマップは随時更新されていきますが、更新されるタイミングで相場も変動しやすいので、よく見ておくといいですよ!

はーい!
じゃあ、さっそくトロンのロードマップをみてみましょう!


トロンのロードマップ

2017年8月~2018年12月

1段階目 「Exudosエクソダス

 ・ユーザーが無料でデータを公開できるようにする

 

2019年1月~2020年6月

2段階目 「Odysseyオデッセイ

・公開したコンテンツに著作権が発生し、提供者に利益が入るようにする

・TRXをネットワーク上で使えるようにする

 

2020年7月~2021年7月

3段階目 「Great Voyageグレートヴォヤージュ

・コンテンツ提供者の所得を計算をできるようにする

・TRX所有者への配当金の支払い

・サポーターの管理

 

2021年8月~2023年3月

4段階目 「Apolloアポロ

・コンテンツ提供者が独自のトークンを発行できるようにする

 

2023年4月~2025年9月

5段階目 「Star Trekスタートレック

・開発者がTRONでオンラインゲームのプラットフォームを構築できるようになる

 

2025年9月~2027年9月

6段階目 「Eternityエターニティ

・ユーザーがゲームに投資できるようになる

 

2027年まで計画されてるんですか!?

そうなんです。
公開されたのは2017年ですから「10年は長すぎる!」という意見もあるようです。

なるほど。
今はまだ1段階目の途中なんですねー。

はい。
投資するのであれば長い目で見たほうが良さそうです。


まとめ

■トロンは誰もがコンテンツを提供できるプラットフォーム

■コンテンツのデータや著作権がブロックチェーンによって守られる

■トロンには管理者や規制がないため、違法アップロードやウィルス感染の危険性がある

■トロンには詐欺コイン疑惑もある

■トロンは提携している有力企業が多い

■トロンの開発は10年かけて行う予定 

 

トロンの開発が進めばクリエイターがもっと増えるかもしれませんね!

今までおもうように利益が上がらなかったクリエイターも多いでしょうし、そういった方を支援するサービスになりそうです。

私としてはおもしろい動画やゲームがもっと増えるのは大歓迎ですよ♪

すでに有名なプラットフォームがあったり開発に時間がかかるなど問題はありますが、ブロックチェーンでコンテンツを守ったり、だれでも利用できるなどのメリットもありますからね!
今後に期待しましょう!

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