【仮想通貨】マイニングで国内初の刑事事件!一体なにが・・・


世界初の仮想通貨ビットコインが誕生してから約10年がたちます。

億り人やICO、詐欺通貨など仮想通貨に関する話題はつきません。

そして2018年6月には、国内でマイニングによる逮捕者がでるという衝撃的な事件が起こりました。

この事件を巡っては賛否両論さまざまな意見がでています。

こんにちは、仮想通貨について猛勉強中のカナです。
この前のマイニング事件は一体何がいけなかったんでしょう?
知っておかないと気づかないうちに私も犯人にされちゃうかも!?

みなさん、こんにちは。
仮想通貨のプロフェッショナル、クリプトです。
今回は「Coin hive」によるマイニング事件の真相と今後についてお伝えします!


事件の内容

スーツの男性2人

時期

2018年6月14日

容疑者

18歳~48際の16名 (3名逮捕 13名書類送検)

罪名

不正指令電子的記録取得・保管罪(通称:ウィルス罪)

概要

容疑者は、自身が運営するサイトの閲覧者のパソコンを無断で使って、仮想通貨のマイニングをしていた

この事件でやってはいけなかったことは、他人のパソコンを無断で使ってマイニングをしてしまったこと。

不正指令電子的記録取得・保管罪っていう罪にあたるわけです。

 

関連記事:仮想通貨のマイニングをやさしく説明!仕組みからマイニング方法まで!

不正指令電子的記録取得・保管罪(不正指令電磁的記録取得等)

 

第168条3

正当な理由がないのに、前条第1項の目的で、同項各号に掲げる電磁的記録その他の記録を取得し、又は保管した者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。

 

不正指令電磁的記録作成・提供罪(不正指令電磁的記録作成等)

 

第168条2

正当な理由がないのに、人の電子計算機における実行の用に供する目的で、次に掲げる電磁的記録その他の記録を作成し、又は提供した者は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

一人が電子計算機をしようするに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録

二前号に掲げるもののほか、同号の不正な指令を記述した電磁的記録その他の記録


条文をよんでもサッパリわからないんですけど、つまり・・・どういうこと?

簡単にいいますと、ユーザーがやろうとしていない動作をさせるプログラムは使っちゃダメですよってことです。

マイニングをする気がない人にマイニングをさせたのがダメだったんですか?

そう解釈することもできますが、なにしろ前例がない事件です・・・。
断言することはできないですねぇ。


容疑者には罰金刑

罰金でがっかりする人


逮捕された3名のうち1名は略式裁判で処理されて、罰金10万円を支払うことになりました。

容疑者がマイニングをしていた期間は1ヶ月ほどで、利益は1,000円程度だったようです。

しかし、マイニング報酬の受け取りができる最低金額が5000円のため、実際には1円も手にしていないことになります。

 

略式裁判・・・正式な裁判を行わず、検察官が提出した書類により審査する裁判手続き。

 

関連記事:手軽にマイニングに参加できるクラウドマイニングって実際どうなの?

関連記事:イーサイアムマイニングで稼ぐための実用的な3つの方法とは?


Coinhiveを使って他人にマイニングをさせた!

はてなと女性


容疑者は「Coin hive」というサービスを使って、サイト訪問者のパソコンにマイニングをさせていました。

Coinhiveとは?

概要

サイトの閲覧者にマイニングをさせることで、サイト運営者がマイニング報酬を得られるサービス。

サイトに専用のコードを組み込むことで、サイト閲覧者のパソコンのCPUを使ってマイニングをさせることができる。

報酬

マイニング報酬の7割がサイト運営者、3割がCoinhive提供者(サービスを提供している事業者)にwあたる仕組み。

目的

サイトから広告をなくすこと。

Coinhiveでサイト運営者に安定した収入が入るようになれば、広告収入が不要になるかもしれない。

問題点

・サイト閲覧者のパソコンの動作が遅くなる

・サイト閲覧者の電気代が余計にかかる

 

coinhiveの仕組み


Coinhiveは仮想通貨を使った新たな技術として注目されています。

オーストラリアのユニセフのサイトではCoinhiveによる寄付ができるなど、海外では合法的に使われているケースもあるのです。


事件についてはさまざまな意見がある!

話し合う2人の棒人間


Coinhiveについて、「支持派の意見」「反対派の意見」「容疑者の意見」の3つの意見をご紹介します。


支持派

サイトによくある広告や『Google Analytics』も、ユーザーの使用意図に沿わないプログラムである。

広告やアニメーションでもCPUは使われる(PCの動作は遅くなる)、余計な電気代もかかっている。

Coinhiveが違法なのであれば、広告や「Google Analytics」も違法なのではないか?

反対派

パソコンの動作が遅くなる、電気代がかかるなど、ユーザーが不利益をこうむることを同意なしでやるのはおかしい。

広告はクリックして購入しなければお金をとられることはないが、Coinhiveは勝手に電気代が上がる。

ユーザーの同意を得ずにこっそり金儲けをするのは許せない。

容疑者

今後広告ではない新しい収益化の形がたくさんでてくると思うし、そこに水を差したくない。

法律的になにが良くてなにがダメなのか明確なラインを知りたい。

今後業界が委縮いしゅくしてしまわないように明確な基準を判例として残したい。

 

〈容疑者は罰金10万円の略式命令を受け入れず、正式な裁判を求める意向をみせています〉

Google Analytics・・・WEBページのアクセス解析サービス。

「なんのデバイス(パソコンやスマホなど)からアクセスしているか」や「何回アクセスしているか」、「何分間滞在したか」などを、ユーザーの同意を得ずにサイト運営者は知ることができます。


う~ん、どの意見もわかる気がします。
むずかしいところですね。

今後もっと議論が行われて規制が変わるかもしれません。
私たちはそれを見逃さないようにチェックしていきましょう!

関連記事:日本でも仮想通貨規制の動きが活発化?金融庁による規制の流れを解説

関連記事:中国が仮想通貨取引の規制強化を続けるのはなぜ?規制の実態を解説


マイニング事件の2つのポイント

指と豆電球


今回の事件の罪名である「不正指令電子的記録 取得・保管罪」に該当するかどうかには2つのポイントがあるといわれています。

2つのポイント

・ユーザーの意図に反する動作をさせているのかどうか

・閲覧者への影響がどの程度あるのか

Coinhiveがこの2つとどう関わっているのかが重要 ってことですね!

警察と弁護人は、このポイントに関してこのように主張しているようです。


警察の主張

無断マイニングは社会的に許容されていない。

画面に(マイニングが行われる旨が)表示されないため閲覧者が認識できない。

想定外の電力消費やパソコンのフリーズ、動作の遅延を引き起こす恐れがある。

弁護人の主張

ホームページによって閲覧者のCPUが使われるのはある程度予定されていること。

黙って金儲けするのが許せないのはマナーの問題(であり罪にはならない)。

(Coinhiveは)情報漏洩や破壊活動を行うものではない。


なるほどー、さっきのポイントに該当しているような、していないような・・・。

難しいところですね。
裁判結果がどうなるのかは、今後の仮想通貨全体にとっても大事なことになりそうです!

 

関連記事:仮想通貨が終わる日も近い!?仮想通貨の未来について


まとめ

■Coinhiveを使ったサイト運営者が逮捕された

■Coinhiveとは、サイト閲覧者のPCでマイニングを行い、マイニング報酬をサイト運営者が受け取るサービス

■Coinhiveは、広告収入にかわるあらたな収益方法になる可能性を秘めている

■Coinhiveには賛否両論さまざまな意見がある

重要! Coinhiveを使うと罪になるかもしれない!

一見、問題がなさそうなことでも、Coinhiveみたいにアウトになっちゃうこともあるから気をつけないといけませんね!

それと、こういった事件があると仮想通貨に対してマイナスなイメージをもつ人もいるかもしれませんが、仮想通貨自体に問題があったわけではありませんので、誤解されることがないといいですね!

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