手軽にマイニングに参加できるクラウドマイニングって実際どうなの?


手軽にできるクラウドマイニングって何?

仮想通貨は取引所で購入する以外に「マイニング」によって入手することができます。

最近はマイニングを事業とする企業も増えてきました。

でも、マイニング参加者が増えたことで個人でマイニングをするのが難しくなっています。

そこで生まれたのが「クラウドマイニング」です。

個人でも気軽にマイニングと関われるクラウドマイニングについてご紹介します。


「クラウドマイニングってなに?」

「クラウドマイニングって儲かるの?」

「クラウドマイニングはどうやってやるの?」


こんにちは、仮想通貨について猛勉強中のカナです。
先生、クラウドマイニングで不労所得が実現できるって本当ですか?

可能性としてはあるようですが、”まずはクラウドマイニングがどんなものか”知っておきましょう!


クラウドマイニングとは?

マイニングと投資家の関係


クラウドマイニングとは”マイニングをする企業に出資して、マイニング報酬を配当として受け取る投資方法”です。

自分でマイニングをするのではなく、企業に代わりにマイニングをしてもらうことになります。

 

クラウドマイニングについて「マイニングの一種」のようにいわれることがありますが、正確にいうと「マイニング」ではなく「投資商品」です。


どうしてクラウドマイニングが生まれたの?

マイニングはコンピュータがあれば誰でもできます。

以前は個人でマイニングをする人もたくさんいました。

でも、仮想通貨の知名度が上がりマイニングをする人が増えたことで、個人でマイニングするのが難しくなりました。

大規模な施設でまとめてマイニングをするほうが効率がよいわけです。

そこで、企業が「設備を用意してみんなの分もマイニングするから、出資してね!」ということで生まれたのがクラウドマイニングになります。


どれくらい配当がもらえるの?

「配当はいくらです!」とハッキリいうことはできません。

出資する企業出資額出資する時期などによってさまざまです。

また、配当は円やドルではなく仮想通貨で受け取ります。

そのため、受け取るときの仮想通貨の価格によっても配当額は上下するのです。


どの仮想通貨をマイニングするの?

マイニングする仮想通貨は自分で選べます。

でも、すべての仮想通貨の中から選べるわけではありません。

企業によって扱っている仮想通貨は違いますし、(※)Proof of workの仕組みになっている仮想通貨から選ぶことになります。

一般的には「BTC(ビットコイン)」「BCH(ビットコインキャッシュ)」「ETH(イーサリアム)」などが多いです。

配当は選んだ仮想通貨で受け取ることになります。

 

※Proof of work・・・プルーフ・オブ・ワーク(訳:仕事の証明)とは仮想通貨の承認方法の一つです。

詳しくは次の「2.そもそもマイニングってなんだっけ?」でご説明します。


そもそもマイニングってなんだっけ?

コインを掘り起こしたイメージ


マイニングとは”仮想通貨の取引内容を記録する作業”です。

取引内容とは「誰が誰にいくら渡したか」ということです。

仮想通貨は、誕生してから今までのすべての取引を記録しています。

取引を記録することで「今だれがいくらもっているのか」がわかり、不正に仮想通貨を増やすことができなくなるのです。


取引内容はどこに記録するの?

仮想通貨の取引内容は「ブロック」に記録します。

ブロックとはコンピュータ上に存在する「取引台帳」です。

 

ブロックは誰でも作ることができますが、正式な台帳として残るのは「一番早く作り、正しい取引記録と認められたブロック」だけです。

正しいと認められたブロックは過去のブロックにつながれて「ブロックチェーン」と呼ばれる一つのかたまりとして保管されます。

 

ブロックチェーンはインターネットを通じて世界中のコンピュータ上に存在するため、すべてのコンピュータを同時に破壊しない限り、完全に消えることがありません。

このことからブロックチェーンは安全性が高く、「分散型台帳」とよばれています。


取引内容をどうやって記録するの?

取引内容はコンピュータで計算することによって記録していきます。

なぜ計算が必要かというと、仮想通貨では”AさんがBさんに5BTC渡した”というような取引情報を直接記入するわけではないからです。

取引内容は「ハッシュ値」とよばれる暗号に変換して記録していきます。

 

   取引内容:「AさんがBさんに5BTC渡した」

          ↓ 暗号に変換(=ハッシュ化)

ハッシュ値:「knvfya37rnjk 9samr349iknvsapoe30uobdvz64656」

 

このハッシュ化をするにはコンピュータによる膨大な計算が必要になるのです。

一つ一つの取引をハッシュ化して、さらにブロック自体もハッシュ化します。

これが終わるとブロックチェーンにつながれて、また新たなブロックを作るのです。

 

1つのブロックを作るのにかかる時間は仮想通貨によって違います

各仮想通貨のブロック生成速度
BTC(ビットコイン) 約10分
BCH(ビットコインキャッシュ) 約10分
LTC(ライトコイン) 約2分半
DASH(ダッシュ) 約2分半
ZEC(ジーキャッシュ) 約2分半
XMR(モネロ) 約2分

「コンピュータの性能が上がったら計算が早くなって、ブロック生成速度も短くなるの?」

っと思うかもしれませんが、そうはなりません!

 

コンピュータの性能が上がるにつれて、自動的に計算の難易度も上がります。

そうすることで、ブロック生成速度を一定に保つように設計されているのです。


なんでみんなそんな大変な作業をしているの?

世界中の人が必死にマイニングをする理由は、仮想通貨の新規発行が報酬としてもらえるからです。

さきほどのハッシュ値を一番早く見つけた人には、仮想通貨が新たに発行されます。

 

このように、頑張って計算した人に報酬を与えるという仕組みが「Proof of work」です。

すべての仮想通貨がこの仕組みを使っているわけではありません。

クラウドマイニングで選べる仮想通貨は、この仕組みを使っている仮想通貨だけになります。


どれくらい新規発行されるの?

発行される量は仮想通貨の種類によって違いますが、BTCであれば報酬は「12.5BTC」です。

1BTC=70万円だとすると「875万円」になります。

BTCのブロック生成速度は約10分なので、今この瞬間も10分に一度875万円分のBTCが発行されているということです。

 

ただし、報酬額はずっと同じではありません。

BTCの場合は四年に一度「半減期」があります。

半減期とはマイニングによる新規発行が半分になることです。

 

BTCの前回の半減期は2016年なので2020年にまた半減期があり、2020年以降の報酬は今の半分である「6.25BTC」になります。

クラウドマイニングによる配当も今の半分になることが予想されるので、半減期を忘れないようにしましょう!


クラウドマイニングのメリット・デメリット

メリットとデメリットの比較


それではクラウドマイニングのメリット、そしてデメリットをくわしくご紹介します!


クラウドマイニングの4つのメリット

まずはメリット!
おもに4つのメリットがあるんですね!

メリット➀ 機材を用意しなくていい

マイニングをするにはコンピュータが必要です。

家庭用のパソコンでもできないことはありませんが、大規模なマイニングをやっている企業のコンピュータとくらべると性能がとても低いので、マイニングの成功率も低くなります。

 

また、マイニングを行うときはコンピュータを常に起動させておく必要があるので、熱を冷ますための冷却設備も必要です。

さらに、コンピュータからの騒音もあります。

 

これらの設備を用意するには数十万円~数百万円の資金が必要です。

クラウドマイニングはすでに設備を持っている企業に出資するだけなので、わずか数百円~からはじめることもできます。

 

メリット② 電気代がかからない

コンピュータは電力で動くので、当然電気代がかかります。

日本は外国にくらべて電気代が高いので、マイニング報酬よりも電気代の方が高くなってしまうこともあります。

 

メリット③ 管理コストがない

コンピュータやケーブルなどが故障した場合は、修理・交換が必要です。

マイニング設備をおくための場所を借りているのであれば場代もかかります。

クラウドマイニングでは最初の出資以外にコストはかかりません。

 

メリット④ 知識はあまり必要ない

自分でマイニングをする場合は、コンピュータやマイニングについての詳しい知識が必要です。

クラウドマイニングであれば、知識がなくてもマイニング報酬を受け取ることができます。


クラウドマイニングの4つのデメリット

よいことばかりに見えるかもしれませんが、注意すべき点もあります。
おもに以下の4つは覚えておきましょう!

デメリット➀ 報酬がもらえない可能性もある

マイニング企業が倒産したり、クラッキング被害にあった場合、報酬がもらえなくなるかもしれません。

また、詐欺のような企業もあります。

出資している企業が急に消えてしまったり、報酬の支払いが遅れたり、支払われてはいるけど出金ができないなどもあるようです。

「信頼できる企業なのか」「利益をだせている企業なのか」「セキュリティは安全か」など見極める必要があります。

 

デメリット② 仮想通貨の暴落

配当は仮想通貨で受け取るため、配当がたくさん得られても、仮想通貨自体の価値がなくなってしまえば利益はでません。

これは対策のしようがないですが、仮想通貨の値動きや評判には注目しておきましょう。

 

デメリット③ 配当の減少

さきほどマイニングの説明でもご紹介しました、半減期の存在です。

半減期はBTC以外の仮想通貨にもありますし、半減期がくれば配当は減ることが考えられます。

「自分が選んだ仮想通貨の半減期はいつなのか」を調べておき、それを考慮して投資するようにしましょう。

 

デメリット④ リスク計算がむずかしい

デメリット➀~➂を完全に把握することはできず不確定な要素が多いです。

そのため「投資した方がいいのか?」「いくら投資するべきか?」などを判断するのがとても難しくなっています。

投資する場合は余裕をもっておこなうようにしましょう。


クラウドマイニング企業を3社ご紹介!

代表を称えている様子

クラウドマイニング企業の中でもとくに有名なのがこの3社なんですね!
あまり聞きなれない名前が多いかも?

どこのマイニング企業でも公式サイトから申込をすることでクラウドマイニングをはじめることができますよ。


企業➀ Genesisi Mining(ジェネシスマイニング)

設立

2013年末

拠点

アイスランド

取扱仮想通貨 6種類

BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)

LTC(ライトコイン)、DASH(ダッシュ)

ZEC(ジーキャッシュ)、XMR(モネロ)

契約期間

BTC:無期限

その他:2年

 

ジェネシスマイニングは2013年に設立した企業で、クラウドマイニング企業の中では老舗です。

ユーザー数が多く知名度もあるので信頼性は高いといえるでしょう。

 

投資額別の3種類のプランと自分で投資額を決めるカスタムプランがあります。

通常、クラウドマイニングの契約期間は1~2年が多いですが、ジェネシスマイニングではBTCの契約期間が無期限(最初に投資額を支払えば永久にマイニング報酬がもらえる)になっているのが特徴的です。

でも、無期限のプランは売り切れになっていることが多いので、公式ホームページから投資可能な枠がどのくらいあるのか確認してみてください。

 

プロモーションコードを入力することで投資金額が3%割引きされるサービスもあります。

プロモーションコードとは契約した人がもらえるコードです。

自分が契約したあと、知り合いを誘ったりするときに使うことができます。

デメリットとしては「サイトのメンテナンスがやや多い」「投資開始から最初の配当がもらえるまでに1~3ヶ月ほどかかる」などがあるようです。


企業② Hashing24(ハッシング24)

設立

2012年

拠点

スコットランド

取扱仮想通貨 1種類

BTC(ビットコイン)

契約期間

3年

無期限(オークション購入のみ)

 

ハッシング24もジェネシスマイニングと同じく老舗であり、これまでの報酬の支払いもしっかりおこなってきています。

取扱仮想通貨はBTCのみですが、ジェネシスマイニングにはない「オークション売買」のサービスがあるのが特徴です。

オークションでは自分が所有しているハッシュレートを他人に売ったり、他人からハッシュレートを買ったりできます。

 

ハッシュレートとはコンピュータの計算速度のことです。

「hash/s」という単位で表されています。

1hash/sというと1秒間に1回計算するということです。

 

クラウドマイニングでは、ハッシュレートを購入することで”企業が持っているコンピュータの計算量を自分のものにする”ようなイメージです。

購入したハッシュレートが高いほど配当も多くなります。

 

通常の契約では契約期間は3年ですが、オークションで出回っているハッシュレートは無期限となっています。

オークションの参加資格は無料の会員登録をするだけです。

また、ハッシング24には購入した場合にどれくらいの利益がでるのかがわかるデモ購入もあります。


企業③ Hashnest(ハッシュネスト)

設立

2014年

拠点

中国

取扱仮想通貨 1種類

BTC(ビットコイン)

契約期間

無期限

 

ハッシュネストは、マイニングのシェア率世界一のBitmain社(ビットメイン社)が運営しているクラウドマイニングです。

ハッシュネストでは二通りの投資方法があります。

 

投資方法① ビットメイン社が販売をしている採掘機(マイニング用のコンピュータ)を1台まるまる購入する

投資方法② ハッシュレートを購入する

 

どちらもオークションでユーザー同士の売買ができるので、自分の予算にあったハッシュレートを購入することができ、不要になったら売却することもできます。

ビットメイン社が販売している採掘機「Antminer」は世界中で使われているマイニング機材です。

 

そのためマイニング技術的にはとても信頼性が高いのですが、”どのAntminerでもビットメイン社によって遠隔操作ができる”ということが2017年に判明しました。

つまり、ビットメイン社が不正をしようと思ったら、世界中で使われているAntminerをシャットダウンして、マイニング報酬をほぼ1人占めするといったことも可能なようです。

 

ビットメイン社は当然この機能を使うつもりはないと発表していますが、こういった事実があることは覚えておきましょう。

このことに関してはさまざまなニュースサイトやブログなどでも話題となっています。

 

仮想通貨ニュースメディア BITTIMES 【マイニングマシンの70%が停止する危険性もThe Antbleed Backdoor問題】

仮想通貨ニュースサイト COINTELEGRAPH 【BitmainがAntbleedに関して悪意はなかったと主張―実際のマイナーへの影響とは】

ビットコイン研究所ブログ 【ANTBLEED – BITMAINのマイニングハードウェアにバックドアが見つかる】


企業④ Hash Flare(ハッシュフレア)

設立

2012年

拠点

エストニア

取扱仮想通貨 5種類

BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)

LTC(ライトコイン)、DASH(ダッシュ)

ZEC(ジーキャッシュ)

契約期間

1年

ハッシュフレアは上記3社と同じくらい有名なクラウドマイニング企業でしたが、2018年7月20日に、収益を上げるのが困難になったためクラウドマイニング事業を停止しました。

今後再開する予定などは発表されていません。


まとめ

いかがでしたか?
それではクラウドマイニングについてのまとめをして今日はおしまいにしたいと思います!

 

  • クラウドマイニングとはマイニング企業に出資をする投資方法である
  • クラウドマイニングは個人でのマイニングが難しくなったため生まれた
  • クラウドマイニングでは機材・電気代・詳しい知識・その他の費用が必要ない
  • クラウドマイニングはリスク計算が難しい

 

今後もコンピュータの性能はどんどん良くなっていくので、マイニングの難易度は難しくなる一方です。

そうなると、個人でのマイニングはますます難しくなり、クラウドマイニングが主流になってくるかもしれませんね。

クラウドマイニングには、仮想通貨の高騰も合わされば大きな利益が定期的に得られる可能性もあります。

ただし、メリットばかりではないことを忘れてはいけません。

参加する場合はご自身の資産や今後の予定など、いろんな要素を考慮して、無理のない範囲でかしこくおこなうようにしましょう!

合わせて読みたい
未来人

仮想通貨を語る未来人の投稿の謎に迫る!仮想通貨が世界を滅ぼす?

仮想通貨手数料

仮想通貨の手数料を節約しよう!実践できるポイントをご紹介!

暗号通貨 アイキャッチ

暗号通貨と仮想通貨、正しいのはどっち?それは呼び方の違いにあった

最新仮想通貨記事一覧

特徴から仮想通貨取引所を探す

あらゆる疑問を解決!!仮想通貨の知っておくべき知識
あらゆる疑問を解決!!仮想通貨の知っておくべき知識